4TiTUDE®棒材の登場により、有益な特性を備えた工業用純チタンと、Ti-ZrまたはTi 6Al-4V ELIなどの強度の高いチタン合金との間で選択を迫られる必要がなくなりました。
4TiTUDE®棒材は、公称引張強度が直径4 mm (0.15748インチ) 以下で1,172 MPa (170 ksi)、直径4~6 mm (0.15748~0.23622インチ) で1,103 MPa (160 ksi) であり、冷間加工されたチタン合金と同等の強度を備えています。 冷間加工された工業用純チタン4種の引張強度は、通常、950 MPa (139 ksi) 程度であるため、それと比べると非常に優れています。
工業用純チタン4種は、有毒なアルミニウムイオンやパラジウムイオンを放出せず、オッセオインテグレーションを促進し、ハイドロキシアパタイトやリン酸カルシウムなどのオッセオインテグレーション式コーティングに対応することが期待されています。 4TiTUDE®棒材は、冷間加工された工業用純チタン4種と同等の疲労耐性を示し、ASTM F67の要件を満たし、お客様のご要望に応じて認定を受けることが可能です。 4TiTUDE®棒材の強度を高めると、工業用純チタン4種と比べて延性が低下します。
4TiTUDE®棒材は、工業用純チタンの利点とTi 6Al-4V ELIの強度を併せ持っています。当社のお客様は、どちらの特性も犠牲にすることなく、この強度と優れた生体適合性の組み合わせをご希望の用途で活用されています。 4TiTUDE®棒材は、ご希望の用途に応じて、以下のサイズ範囲でご利用になれます。
センターレス グラウンドおよび研磨
カーバイド仕上げによる直線加工およびカット
4TiTUDE®棒材を利用して、機器の限界をさらに拡大しましょう。 詳細情報または相談をご希望の場合は、営業担当者が対応いたします。ご連絡ください。